こんにちは^_^
講師の中澤です。
涼しくなり、いよいよ秋がやってきましたね。
過ごしやすい気温で食べ物も美味しい季節…私は秋が好きですが皆さんはどうでしょう?^_^
秋刀魚や栗など秋の味覚を楽しみたいですね!
そして秋はコンサートや催し物が多く、美術館や博物館も活気づくので毎年楽しみです!
さて、先日のレッスン中の出来事…
毎週元気に通っている小学校高学年のKくんは、電車やパソコンなど、身の回りにある物の構造や仕組み、作り方などに興味関心を持ち、レッスン前にもよくお話をしてくれます。
観察力があり好奇心旺盛な生徒さんです。
そんなKくんの弾くグランドピアノに合わせ、電子ピアノで私が一緒に演奏すると、2種類の楽器の違いについて興味を持ち質問してくれました^_^
「2種類の楽器、一体何が違うの?」
「音質が違うのはなぜ?」
さらにはグランドピアノの中の構造が気になって仕方ない様子で、興味を持ってくれて私も大変嬉しくなりました^_^
そのような質問を待ってました!と言わんばかりに、ピアノについてKくんに簡単にお話しました。
ピアノを習う方は子供から大人までたくさんいますが、楽器本体について詳しく知る機会は少ないと思いますので、簡単にピアノについて触れてみましょう☆
語り出すと止まりませんので簡単に…
ピアノが発明されたのは、1700年ごろと言われていますので今から300年以上前!
それ以前にはチェンバロという鍵盤楽器がありましたが、チェンバロ職人でイタリア人のクリストフォリが「クラヴィチェンバロコルピアノエフォルテ(略フォルテピアノ)」と名付けて発明しました^_^(なんと長い名前…(╹◡╹))
こちらがクリストフォリ↓
このチェンバロとフォルテピアノとの違いは、ひとことで言うと“打鍵次第で強弱を表現できる”ことでしょう。
また、レッスン中に私達が打鍵やタッチ、手のフォームまでアドバイスするのは、指1本で様々な音色を出せる楽器だからです。そう考えると、現代のピアノはとても面白く奥が深いですよね。
そしてピアノは弦を使用して音が出るので実は「弦楽器」の仲間ですね。
弦楽器でまず思い浮かべるのはバイオリンやギターなどですが、バイオリンは弓で弦をこすって音を出し、ギターは弦をはじいて音を出しています!
そして、弦を(鍵盤→ハンマーで)たたいて音を出すのが現在のアコースティックピアノです。
さらにご家庭などで使用する事も多い電子ピアノと、アコースティックピアノの違いは….
☆グランドピアノやアップライトピアノは、テコの原理を利用してハンマーで弦をはじいて音を出します。
☆電子ピアノは、鍵盤の動きをセンサーが感知し、録音されたグランドピアノの音を電子音源からアンプを通り、さらにはスピーカーを通って発音します。
見た目はどれも似ている鍵盤楽器ですが、発音の原理はまったく異なる方法ですね☆
ひとことで「ピアノ」といっても実は種類もたくさんあり、とても奥深い楽器ですね!
アコースティックピアノの発音原理や鍵盤楽器の歴史ついては、また次の機会に…^_^!