ドルチェの皆さんこんにちは(^∇^)朴先生です♫
秋は春と同じく、あっという間に過ぎていく季節です。
紅葉にはまだ早いですが、年に一度しか見れない風景を楽しんで下さいね!
全ては音楽に繋がるもの!
さて今回は、前回のお話のつづき。
アラベスクをもっての話になりますが、
これからの音楽勉強の手助けとなる基本的なことですので、
是非活かしてもらえたらと思います(^_^)★
♫形式は… 序奏・A・B・A’ ・コーダ♫
みなさんチャプターの分かれてない厚い本、
最後まで読み通すのって苦痛そうに思いませんか。
ピアノソロ曲・リストの「ロ短調ソナタ」を弾いたときの記憶ですが、音読みだけで何週間もかかりそうで、譜面に対する初印象は、「面倒くさそう」でした。
みんなも音読みの壁にぶつかってますよね。おそらく毎週 笑!
しかし、実は、曲の形式を知り、全体の構造を把握しておけば、
譜読みから曲の完成まで速く、やりやすく、達成することができるのです。
レッスンではいつも新しい課題曲の音読みをさせる前に必ず、
曲の構造を調べることから始めています。
音読みについてですが、
[譜例1]でのAとA’前半4小節の様にまったく同じ音からなっていますね。
同じところは読み直さないで!
2度読まないで!
曲の最初からむやみに読んでいったら、
この様にまったく同じところに気がつかず、
読んでしまってから気がついても遅い…
面倒くさいことを自らがやっていることになりますよ♫
形式とまでは行かなくても、たとえば4小節〜8小節のピアノ教則本中の曲ですら、メロディやリズムなどなんらかの規則や構造の元に作られています。
[譜例1]
[譜例1] AとA’
A(8小節)とA’(8小節)って同じ様で同じではない、
似てるけど確かに相違しています。
それぞれ前半の4小節の音はまったく一緒ですが、
後半の4小節は、音・リズム・楽想が異なります。
違うところは、その違いをはっきり意識して弾いて下さい。
そして先程、「音の同じところは2度読まない」と言いましたが、
それは単純に音読みに余計な時間を費やさないことであって、
音は同じでも「表現のニュアンス」は変えてね。
たとえ繰り返し記号で前に戻って、
同じパッセージを2度繰り返すだけの曲でも、です。
ここで奏者のセンスや表現力が試されるのです(^^)
先生がいつも言っていること、
「音楽は同じことを嫌う!!」
です。
前回の話と合わせて、やっと作品の譜読みに入る前に最低限知っておくべきことの色々が揃いました。次回は、表現や練習のコツなど、仕上げまで実際のレッスンでやっていることの話をしたいと思います。(まだまだ終わりません!)
「ぱく先生、むずかしい話ばかり」
それでは、また( ◠◠)♫
★うんへ